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2020.2.18
日本人として嫉妬するほど素晴らしい韓国映画

取っちゃいましたねアカデミー賞作品賞。英語以外で史上初です。韓国映画「パラサイト 半地下の家族」。たまらずに見に行ってきました。面白かったです!

実は映画通の友人から「絶対気に入るから」とパラサイトのポン・ジュノ監督の前作「母なる証明」を薦められていたのにずっと見られずにいたのですが、アカデミー賞の勢いで最新作の方を先に見てしまいました。アカデミー賞を取る前から映画館に行こうと思っていたのですが、場所と時間が合わずにいたのですが、アカデミー賞を取ってから上映館も上映回数も増え、会場の大きさも大きくなり、とても見やすくなったので良かったです。
ただ映画館は満員で前の人の頭で字幕がとても見にくかったです。DVD派として、映画館のテンションが下がってしまいました。

でも映画は素晴らしく面白かったです。日本映画が持っていないものがあると思いました。貧富の差という社会問題をテーマにしているのですがストーリーも面白いしユーモアあり、恐怖あり、「石」とか「ネイティブインディアン」とか象徴的な映画的メタファーを使ったり、撮影のアングルとか、不思議な演出とか、エンターテイメントとして何層にもレイアーをかけていて、より複雑で微妙な心理描写を表現していました。

分かりやすい映画ですが、とても凝っている分ちょっと分かりにくい所もあるかもしれません。そうした娯楽性と実験性のバランスがとても素晴らしく評価されたのだと思います。個人的には「ジョーカー」よりもはるかに良いと思いました。

韓国映画の快挙という事でどうしても日本映画と比べてしまうのですが、何が違うのかと聞かれたら「洗練されている」というのでしょうか。どんな洗練と聞かれると困るのですが。ポン・ジュノ監督も全く社会問題を提議していないというように、映画のエンターテイメント性がそれを主張させていないというのか。社会性と娯楽性のバランスも素晴らしいのだと思います。