たま〜に映画 音楽情報


2018.10.2
AI、そしてどこまで他人を理解し合えるか

先日「2001年宇宙の旅」の話をしましたが、友人にもキューブリックの話をした所、お薦めされたのがこの「エクスマキナ」です。アレックス・ガーランドの監督・脚本の2015年のイギリスのSFスリラー作品です。ガーランドは初監督作品で、アカデミー賞視覚効果賞を受賞、脚本賞にはノミネートされたそうです。
見た感想としては、本当にキューブリックを連想しました。不思議な山荘?のような場所が舞台なのですが、まるで宇宙船のような非現実的でクールな展開になります。AIがどこまで人間的な感情を持つかみたいな事がテーマとなり、人間の心に芽生える猜疑心がどんどん膨らんでいきます。人の心理自体を読むことさえ難しいのに、AIの心をの変化を人間が読み取れるのか、ネガティブに考えると恐怖ですね。AIは新しい民族であって、支配するものではないという事でしょう。
映像美にこだわっている所もキューブリックのようです。やはり個人差はあるかもしれませんが、私は面白かったです。もしかしたら、こういった研究とか実験が世界で行われているかと思うと、(現実の普通の生活者からすると)今の時代はとんでもない非現実と現実が重なり合った複雑な時代なのだと思わざるを得ません。

2018.6.11
いろいろな意味で「怖い映画」

昨年ノーベル賞で話題になったカズオ・イシグロの「私を離さないで」は怖い映画でした。タイトルだけだと純文学、恋愛モノかと思ったほど。来るべき未来を問うメッセージ性の強い作品でした。小説を読んだ友人には小説も薦められました。
そして更に怖かったのが、イーストウッドの「チェンジリング」。実話というのが特に怖い。アンジェリーナ・ジョリーがアカデミー主演女優賞を取った熱演。こんなことが許されるのか、の連続。ここまでではないにしても、現実も案外、理不尽は身近にあるのかも。
そしてテレビでもやっていたので改めてじっくり見たのが「2001年宇宙の旅」。お気に入りなので何度も見ていますが、こちらも本当に怖いです。普通に月旅行を楽しむ人たちのおしゃれさや便利さがものすごく怖いです。今すごくリアルなシーンのような気がして。45年くらい前の作品だなんてキューブリックすごい!全く古くならないどころかAIコワっ!

2018.6.8
雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

主演のジェイク・ギレンホールがとても良いです。主人公の行動を含めて、ちょっと不思議な感じですが、現代人にピッタリの映画です。特に忙しい日本人に。
主人公の突飛な行動を理解できるかで印象は変わってくるかと思いますが、誰でも忙しい現実の中で忘れてしまっている感情があると思います。
どんな映画なのかと聞かれても答えるのが難しいのですが、単純な恋愛映画ではないです。少しアート感が強いですが、人生の中にあるモヤモヤを上手にあぶりだしていると思います。そういう意味では日本映画っぽいかも。