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手の女(ひと)

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新作は、女性らしい衿のスキッパータイプで
ゆったりとしたシャツドレスです。

フラットカラーは芯地を貼らない、
バンドカラー(台衿のような)はカーブして首に添う、
どちらも柔らかい雰囲気の、
ゆったりとしたシャツドレスを作りました。

フラットカラーは適度な幅がある衿なので、
衿元に小さなVラインが出来て立体感が出て、
顔周りが華やかになります。

前あきに釦がない深過ぎないスキッパータイプで、
タックがあきと後ろにもある為、
かっちりとし過ぎない表情で、
ゆとりのあるふんわりとしたシルエットです。

後ろ身頃の4本のプリーツが特徴で、
裾にドレープが出て
腰周りも身体から離れてふんわりとしたシルエット。

広めの肩で緩やかな角度で適度な幅があり、
華奢に見える形です。
単純で簡単に作れるように
前あきの始末を簡単に工夫しました。

袖も2種類作れるようになっていて、
半袖とカフス付きのベーシックな袖です。
シャツの半袖というとカジュアルになりがちですが、
この半袖は少し長めで、ほんの少しだけフレアーが入り、
幅が広く袖口にドレープが出て
女性らしい雰囲気になるように何度も修正しました。

共布ベルトはDカン使いで、
甘過ぎない雰囲気になっているのが気に入っています。
自由に組み合わせて楽しんで頂けるとうれしいです。

晒しの白は綿のタイプライターです。
織り目が細かい為、透けにくいのが着やすいです。
適度にハリがあり、シャツの爽やかな
雰囲気を出してくれる素材だと思いました。
共ベルトのDカンが少しシャープなので
全体の雰囲気を引き締めてくれています。

水色の透ける素材は綿の高密度ローンです。
透ける素材で織り目は意外と細かく
ハリも適度にあります。
とても軽く、着ていて楽なのが印象的です。
透けるので芯地は透明芯の白を貼りました。
透ける素材なので、長袖でも重くない、
涼しげな雰囲気になりました。
透ける素材だとインナーに困りそうですが、
白だけでなく黒などの配色でも
問題なく合わせられます


今年注目のフラットな開襟タイプで
ふんわりとしたシルエットのシャツやシャツドレスは、
この夏ヘビロテ間違いなしだと思います。
y











「アートとPOP 柔と剛 若い作家は2つの面を合わせ持つ」

まるで太古の時代の土器や青銅器や鉄器のような力強い造形美を、あるいは日本の侘び寂びのような抑制された繊細で儚い美しさを感じる柿渋染めのかばん。時代を経てきたものが持つような佇まいを、今の時代で表現、制作されている方がいる。しかも聞くとその作家は若い女性だと言う。私の偏見かもしれませんが、作品の持つ味わい、渋み、力強さから、若い女性とは想像できませんでした。一体どんな方なんだろうという個人的な興味を含めて、アトリエでお話を聞く機会を頂きました。

柿渋染め作家の冨沢恭子さんは、武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科在学中から古来の染料柿渋に惹かれ、3年時から本格的にのめり込み、大学院まで布や和紙を柿渋染めにして作品を作り続けられたそうです。
柿渋の染料は、タンニンを多量に含む渋柿の実から得られた液を発酵・熟成させて得られる染液で、染め重ねを繰り返す事により防腐性、耐水性が出る為、古くは平安時代より水周りのものに用いられてきた日本固有の染料です。「染めていくごとに質感が変わり、太陽を浴びて色が濃くなり強くたくましくなるのが魅力」と冨沢さん。天然染料は繊細な色合いが特徴で、堅牢度は弱く光にも弱い為、色はだんだん褪せてくるのが一般的ですが、お話を聞いて確かに柿渋は特別な染料だと思いました。

冨沢さんが柿渋染めに魅了される原点となったのは、日本の酒蔵にある「酒袋(さかぶくろ)」でした。酒袋とは酒蔵で「もろみ」を入れて酒を絞るのに用いられた袋。袋の中に残るのが酒粕です。現在は機械化によってあまり使われなくなってきているそうです。
そんな貴重な古い酒袋を冨沢さんに見せて頂きました。平織りの厚手の布であるハンプを柿渋で補強して作る酒袋は使い続けるほどに味わいが出ます。傷んでは繕われてきた跡からは、杜氏が大切に使用してきた思いが伝わってきます。酒蔵によって色々な形のものがあり、生地も色ムラも出方が違います。冨沢さんが受けたであろう衝撃には及ばないかもしれませんが、私もかなりの衝撃を受けました。柿渋染めに魅了された気持ちが納得できました。

また大学時代に韓国で見た、僧侶が身に纏っていた僧衣も富沢さんの心を捉えます。墨染めに染まった僧衣の素材の表情や風合い、強さ。柿渋の色合いと僧衣の素材という2つのものが頭の中で結びついて、富沢さんのかばんの素材となります。

冨沢さんは柿渋染めの作家として以外に、武蔵野美術大学時代の同級生3人と「sunui(スヌイ)」という活動もされています。アトリエはsunuiのメンバーと共同で、学生時代の延長のように見えて何やら楽しそうです。sunuiでは、旅をして見つけた身近な素材をつなぎ合わせバッチやバッグなどのアクセサリーを制作しています。本来の目的ではない別の使い方を考え、様々なクリエーションを施し再生させる。こちらは柿渋染めと違って、POPでカラフルな色使いのものが多いです。チームとして、4人の違う個性が集まることで思いがけないゴールにたどり着ける楽しさがある、と冨沢さん。

柿渋染めとsunui。ある意味対照的な活動を同時にされている冨沢さんですが、さらにお話を聞くうち、それは中学高校時代をメキシコで過ごされたという事で合点がいきました。重厚な古代遺跡のマヤ文明やアステカ文明と、ビビッドな原色でカラフルなイメージのメキシコの町並や雑貨。
そうしたメキシコのように2つの面が混在している。作家冨沢恭子さんは、その背骨に芸術家の鋼を通していましたが、親しみやすく柔軟で、強さと繊細さを合わせ持った素敵な女性でした。

「冨沢恭子の柿渋染めかばんとsunuiのカンカンバッチ」
2018/7/4(水)〜7/10(火)
松屋銀座7階 デザインギャラリーイベントスペース
クリエーターズショウケース2018

「用の図と地」Y 熊谷幸治|冨沢恭子|渡辺遼 三人展
2018/7/28(土)〜8/13(月)11:00〜19:00 
7/31、8/7休み
吉祥寺OUTBOUND

皆さんも是非一度、冨沢さんの作品をご覧下さい。
m



大阪で大きな地震がありました。
お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り致します。
また、怪我された方、被災された方の1日も早い回復をお祈り致します。

今後も余震などじゅうぶんにお気をつけ下さい。
また、全国で地震が増えてきていると思います。
どこで発生するか分かりませんので、
皆さまも警戒を怠らずにお過ごし下さい。
m



(男性の方です)
服の思い出というと衝撃的なものがあります。
小学校の遠足の時に、母の手作りで花柄の、
「姉の服」を着せられた事です。

遠足なんだから特別な服を着ていけ、という、
今思えば何だか訳の分からない説得により
良く考えないで着て行ってしまいました。

当然遠足では友だちから、からかわれっぱなし。
先生からも笑われ、
顔から火が出るくらい恥ずかしかったです。
後にも先にも、
これほど恥ずかしい思いをした記憶がありません。
弁当にも手を付けられず、
どこへ行ったのかさえ覚えていません。

帰ってからは、しばらく母と口をききませんでした。



お客さまからのご質問で、
ネットで販売している「O1506ウエスト切り替えワンピース」を注文し作りました。綺麗に仕上がってとても良かったです。
夏用に半袖を作りたいと思っていますが、手芸店で販売している「M170タック2スリーブシャツドレス」の半袖(左)が可愛いな、と思っているのですが、O1506とはどうような違いですか?
というのがありました。

O1506は長袖のAH(袖ぐり)の作りになっています。
M170はノースリーブの作りになっています。
元々のプロト(原型)が違います。
O1506は長袖からの発想で展開、
M170はノースリーブからの発想で展開しています。
O1506は、長袖を袖口から平行に短くして、前、後ろ袖下を合わせ、袖口線をなだらかにつなぎ直すと半袖に出来ます。
M170の方は元々ノースリーブのパターンですので、半袖というより小さく立体的に付いた、丸袖とでも言うような、ちょこっと袖です。

このように全体のデザインは似ている場合でも、
袖が無いもののパターンと
袖が付いているもののパターンの形状は違います。
袖を無くせばノースリーブ、ちょっと足せば半袖、と思われると思いますが、そこはパターンの奥の深い所、技術の見せ所。

どれを作ろうかと悩む所かと思いますし、お金の問題もありますが、
こうしたちょっとの違いが、出来上がった時に、仕上がりの完成度に出ます。
せっかく作るなら、まあまあの服よりも、
より最高なものを作って欲しいと思います。
y



お客さま

「M103 タックスカート」作りました!
娘と日暮里に行って選んだ生地で作りました。
日暮里生地選びは楽しかったですが、
夕方帰宅したら、
娘が「明日着たいから今日中に作って♪」
と言われたのが誤算でした(笑)

出来上がりは可愛い!と娘に好評でした〜。

Mパターン研究所
(当日は他の質問等でバタバタしてご返事し忘れていました
す、すいません! )

親子で日暮里通い、素敵です!
娘さんの無理難題?にも答えられる素晴らしいお母さんですね。
それにしても黒でシックな仕上がり。
それを選ぶ母も、気に入る娘もセンスありますね〜。
可愛くて仕方ないでしょう。
y



早いものでもう6月に入りました。日中はほぼ夏の様相ですが朝晩は比較的涼しく、本格的な梅雨になる前の6月の初めって良い季節なんだな〜と思っています。梅雨が短くなりつつあるのですけれど。

ここの所中々これといった当たりに出会わなかったのですが、久々に良い映画を見ました。
「雨の日は会えない、晴れた日は君を想う」
主演のジェイク・ギレンホールがとても良いです。主人公の行動を含めて、ちょっと不思議な感じですが、現代人にぴったりの映画です。特に忙しい日本人に。
主人公の突飛な行動を理解できるかで印象は変わってくるかと思いますが、誰でも忙しい現実の中で忘れてしまっている感情があると思います。どんな映画なのと聞かれても答えるのが難しいですが、単純な恋愛映画ではないです。少しアート感が強いですが、人生の中にあるモヤモヤを上手にあぶりだしていると思います。そういう意味では日本映画っぽいかも。
m







「私の1着」たくさんの方が楽しみにされています。たくさんの感想を頂いております。お一人、お一人違ってみんな良いです。気軽な気持ちで、たくさんの方のご参加をお待ちしております。

お客さま

B1607 Vネック2シルエットブラウス」

ノースリーブを袖3センチほど出して、裾も2センチ出して作ったものです。
型紙通りだと、肩幅が広いからなのか、
二の腕がむっちりなのか、両方なのか、
しっくりこなかったのでアレンジしてみました。

自分では中々似合うわ、と満足の出来でした。
袖だしは自己流で適当なのでつれちゃってますけど。。。
脇役袋縫い、肩は折り伏せ縫い、
裾と袖は三つ折りにして丁寧に縫いました〜。

「O1205 ノースリーブフレアードレス」

襟ぐりを狭くして、丈は3センチほど出して作ったものです。
裏地を自己流で付けたのはこれです。
「M166 2スリーブカシュクールドレス」が
ウエストしっかり見せられて似合うと思っていますが、
家でくつろいだり、ちょっとご近所にお茶でも、
なんて時はしめつけのないワンピースが着たくなったので作りました。
着心地は良いのと、フレアーな感じが好きなので、
休みの日はこれをよく着ています。

「hand stitch」に
センスが良いのはお得ですよ、という事が書いてあり、
うんうん、と頷きながら読みました。
それに加えて、この消費社会において、
何かを作ることが趣味って貴重だしお得と思いました。

気に入った布で、自分サイズの服が作れる。
ちょっとしたサイズ調整も自分で出来るし、
リバティのような高級布で作ってもワンピースで一万円はかからない。

でも新宿伊勢丹に一万円握りしめて
自分がおしゃれに見える洋服が買えるようになるには
その10倍の授業料を払ってトライアンドエラーが必要です。
私は15年のOL生活で伊勢丹には沢山のお布施をしましたが、
おしゃれにはなれてませんから10倍ではきかないかもしれません。。。
買い物は買い物で楽しいのですけどね(笑)

消費ばかりでは疲れますし、つくること、洋裁楽しいなぁ、と思います。

Mパターン研究所

お洋服どちらも素敵だと思います。
特に、赤のブラウスがとても良いと思いました。

やっぱり着る人が最終的に調節すると、
本当にしっくりくるんだなあと思います。
それが自分で感じて出来る人が一番センスが良いと私は思います。

素敵に作って見せて下さりありがとうございます。
y







作り方説明書をプリントでお送りする場合、ファイルノートなどに入れる事を想定して、ホチキスなどで綴じずにそのままお送りしています。
お客さまのご都合の良い様式でお使い下さい。
さて「私の1着」です。



お客さま

こんにちは。
出来上がったものを自分記録のために写真に撮ったので、
送らせて頂きました。
身体は一つしかないというのに、どんどん出来上がる・・・・・笑
楽しくて仕方ない反面、
何年やっても、縫っては解き、縫っては解き、
上手に縫えず反省点ばかりです。

「B1018 ボートネックブラウス」

このパターン大好きです。
上にカーディガンが着やすいし、襟ぐりの感じも程よく、
胸ダーツがあるので私には収まりがよく、
何枚も作っています。

 

Mパターン研究所

こんなにたくさん、楽しんで、
素敵にアレンジ、デザインされて作られていて
とてもうれしく思います。
(販売終了パターンは掲載していませんが)
ずいぶん古いパターンのものからずっと長くお使い頂いていて、
まるで古くからの大切なお友達のような親しみを覚えてしまいます。

黄色の花柄は柄がとても可愛いですね。

水色の袖レースは、アレンジがすごい!
袖にレースが縫いつけられていて、
レースなのに甘くない使い方が素晴らしく、
さりげない1着で大変驚きました。

ブルーも袖口のレースがアクセントになっていて、
シンプルな中に個性が光っていますね。

レースを使ったアレンジが斬新ですね。
可憐な感じというのでしょうか、
同じパターンでも、全く違った洋服になってますね。
y



私の家は父も母も働いていたので、家にはお手伝いさんが通っていました。特に裕福な家庭ではありませんでしたが、当時は通いのお手伝いさんがいる家は結構ありました。近くの友だちが家に来たり、友だちの家のお手伝いさんの所に行ったりしていました。

お手伝いさんたちもそれぞれで、話がすごく面白かったり、お菓子作りがすごかったり。私の家のお手伝いさんは洋裁がとても上手な人でした。ミシンを上手に操って、さっと簡単にブラウスとかスカートとか作ってくれました。「こんなのがいいなぁ」と言うと、早速生地を探してきてくれて作ってくれました。子どもの私には魔法のようでした。やっぱり女の子には特に人気で、みんな羨ましがっていて、私も鼻が高かったです。私はいつも傍でじーっと
見てるだけ。ぼんやりと自分も早く出来るようになりたいなぁと思っていました。

でもある日突然お手伝いさんは来なくなってしましました。何でお手伝いさんが来なくなったかは分からなかったけど、父母に聞いてはいけない気がしていました。今でもミシンの音を聞くとあの時のお手伝いさんの後姿を思い出します。



新作にたくさんのお問い合わせ、ご注文ありがとうございました。いよいよ梅雨入りとの事で、ムシムシ嫌な時期がやってきました。爽やかな服でおしゃれして乗り切りましょう!

Mパターン研究所のパターンは、日本人の体型、日本人のファッション傾向を意識してはおりますが、ナチュラル(ラフ)過ぎないシルエット、ディティールを考えて制作しております。
最近は確かにゆとりが多めなデザイン傾向にありますが、全体にバホっとした作りではなく、肩周りちなどは比較的タイトに、出来るだけほっそりと華奢に見えるように(太って見えないように)制作しております。

ですので、もしハイファッションブランドの雰囲気に作りたい場合は、サイズをジャストで選び、良い素材で作られるとよろしいかと思います。
完成時のイメージをしっかり持つことが大事です。
例えば、白シャツでしたら綿の120双糸のブロードとかシルクとか。エレガントな雰囲気になります。とにかく良い素材を選んで下さい。
サイズ選びと素材選びで大きく違ってきます。
y







先週末は「作られ方のうつくしいもの」でご紹介した方々のイベントがあり、こちらのコーナーを見てイベントにいらした方の情報が各方面から届いております。たくさんの方が興味を持って頂いたようで本当にうれしいです。ご紹介した方々には今後もイベントがありますので、引き続きどうぞよろしくお願い致します。

そして新作の発表です。

「B1804 タックリボンブラウス」

衿ぐりの大きなタックが特徴の、
身幅の広いふんわりとした着こなしやすいブラウスを作りました。

袖は身頃続きなので、シンプルな始末で簡単で作りやすいです。
衿ぐりからのタックによって、
ふんわりとしているのに甘過ぎないのが気にっています。

ポイントであるタックには、着心地の上でもメリットがあります。
着る人の肩の角度や厚み、姿勢などの特徴があっても、
タックが身体に合わせて閉じたり開いたり
自然にフィットしてくれるので着心地が違います。

袖も2種類あり、どちらも長袖ではなくてTシャツ感覚で
リラックスして着られるようにバランスを取ってありますので、
是非、着心地をお試し頂ければうれしいです。


赤みが強めの濃い紫は、キュプラのジャガード素材です。
フレンチスリーブで作りました。
織り目が細かいのでしっかりとして適度な厚みとハリがあります。
あまり目立たないのですが、黒糸で細かい柄が織り込まれています。

気を付けないと和風の印象に傾きやすいのですが、
リボンによって可愛さがプラスされました。
コーディネートにははっきりとした白デニムなど合わせると
濃い紫の赤みが際立って、さらに色がきれいに見えると思いました。
写真では前裾はインして着ています。

白の透け感がある素材はテンセルの平織りです。
半袖で作りました。
とろみと軽さがあり、身幅にボリュームがあってもシルエットが膨らまず、
身体に沿ってドレープがきれいに出ました。
衿ぐり布が伸びやすい素材だったので、
伸びに注意して仕上げるのがポイントでした。

夏らしい濃い目の黄色は綿麻の平織りです。
少し透け感があり、ブロードよりも厚みが少なく適度なハリが特徴です。
アレンジで着丈を10cm長くしてチュニック丈に仕上げました。

とてもはっきりとした色なので、
コーディネートはシンプルにした方が色が活かせると思い、
チュニック丈にしてスキニーパンツを合わせてみました。
強い色の素材の場合は、まずどのように着こなすか?を考えて、
丈のバランスなどを決めて作る事が大切だと思いました。
同じような色、形のトップスになりがちな夏に、
ちょっとしたアクセントとなる色は、周りに受ける事間違いなしですよ。
y















「本当のクリエーターとなった織職人」

最初に渡辺さんに興味を持ったのは、東京青山のスパイラルホールであったイベントで見た1冊のカタログでした。まるでアートブックかアート写真集のような完成度の高さでありながら、何と機屋の後継者の方が写真からデザインまで全て手掛けられたというのです。これほどのカタログを制作する人とはどんな機屋さんなんだろう。私の頭の中の機屋さんのイメージを覆すインパクトでした。私が今までお会いした中では、機屋さんに限らず、ハードの側の人は常に優秀なクリエーター(ソフトの側の人)を探していましたから。

渡邊織物は約70年続く機屋で、2代目のお父さんの時にキュプラ100%先染め裏地に特化しました。渡辺竜康さんが家業に入られて18年目になります。現在ドビー織機9台が稼動しています。
織機はジャガード織機とドビー織機があります。一般的にドビー織機はストライプやチェックなどの比較的シンプルな柄などの生地を織り、ジャガード織機は複雑な柄を織る事が出来るとされています。ただ、今回取材をしてみて、職人のやり方使い方でいかようにも可能性は広がる気がしました。

初めてお会いした渡辺さんの印象は、アーティストでもあり機屋でもありました。自ら肩書きを「写真家 建築家 機屋」と名乗られる方でした。異なっていた私の中のイメージがぴったりくっついた瞬間でした。
渡辺さんは大学で建築を学び、在学中から働いていた設計事務所で卒業後も働かれた後、ご実家の織物工場に入られました。建築模型を撮る事をきっかけに独学で写真を学ばれたそうです。

家業に入られてから18年目になる渡辺さんですが、ほんの数年前に転機になる出来事がありました。編集長エレン・フライスの卓越した審美眼を通して、世界中のデザイナー、アーティスト、写真家による誌面で世界にインパクトを与え続けている、渡辺さんあこがれのフランスのモード誌「パープル」。そのパープルのエレン本人から突然撮影の依頼がきたというのです。WEBにアップしていた渡辺さんの写真が目に留まって連絡をしてきたそうです。山梨の人々を撮影して欲しいという依頼で、エレン・フライス氏とは日本に来た時にも会われたそうです。

この事は写真家としての自信にもなり、ある種の達成感を感じ大きな転機となったそうです。それは機屋としての仕事にも表れます。それまで父と同じキュプラ100%の裏地に特化していた仕事を、キュプラを縦糸に綿や麻、ウールなどを横糸に使ったりと、織りの組織にもこだわったオリジナルの織物を追求し始めます。受注した通りのものを納めるだけでなく、自ら企画して提案する。裏地だけでなく服地、製品まで展開を広げる。写真家、建築家、機屋とバラバラだった自分の中のものが繋がったのだと思います。

今では、渡辺さんの生地が目に留まったアパレルデザイナーから依頼も入り、デザイナーさんとも直接話をする機会も増えてきたそうです。今後は、縦糸にもウールを使ったりと幅を広げていきたいと話してくれました。
渡辺さんのスタートはまだ始まったばかりなのかもしれません。

富士急・富士山駅近くのハタオリマチ案内所で毎月第3土曜日に開催されるイベント「KIJIYA」では、渡辺さんのこだわりの生地が購入出来ます。
また、様々な機屋さんが一般客を迎えてくれる「オープンファクトリー」というイベントも同時開催されていますので、工場内のショップでも色々な製品も購入出来ます。
独特の世界観を持つ渡辺さんの生地を見に、是非遊びにいらして下さい。

5/19(土) 10:00−17:00
KIJIYA/ ハタオリマチ案内所
山梨県富士吉田市上吉田2−5−1
TEL 0555−22−2164

渡邊織物
〒403−0009
山梨県富士吉田市富士見5−7−18
TEL 0555−22−4240
m







「デザインにこだわる老舗は世界を目指す」

伸び縮みする糸が織りなすジャガードの絞りが、アヴァンギャルドな雰囲気を醸し出しているスカートやサルエルパンツ。竃鞄c商店が販売するブランド「sibo」の服は、自分で2ヶ所だけ縫って、洗い、乾燥機にかけて初めて完成します。生地と織りめに熱をかけると縮むストレッチ糸を使用しているので、乾燥させた後に絞りのような立体的なデザインとなります。自分の手作業を加える事で、洋服として仕上がる。ちょっとした実験のようで面白いし、手作りの達成感がありますよね。

ソーイングされる皆さんなら何てことない作業ですが、一般の方には難しいらしい。「完成したものを売ってもらえませんか」とよく言われるそうです。それでも「お客さんが好みに合わせて自由にアレンジ出来るという事にこだわりがあるんです」と、槙田商店6代目になる槇田洋一さんは話されます。縫い方を工夫する事で、身体のサイズに合わせたり、スカートやパンツ、ボレロにもなる。作る人の想像力で色々なアイテムに変身する。生地屋さんが考えた素敵なアイデアだなとつくづく感心しました。

江戸時代から続く152年の歴史を持つ竃鞄c商店は、先染糸を高密度に織り上げる最新鋭の電子ジャガード織機12台を所有する機屋です。高速で180cm巾も織れる幅広織も備えているので複雑な風景のような柄も織る事が出来ます。
もともとは裏地から傘地やマフラー、ストールなどの製造もされていたそうですが、時代の流れとともに傘地に特化し、昭和53年には服地にも力を入れ始めます。

特に服地に対する取り組みは年々こだわりを増していき、当時の機屋としては珍しく社内にデザイン部門を設け、ファッション性を追求してきました。皆さんもよくご存知の、パリコレクションにも参加している有名ブランドとの服地の共同開発事業は早い時期から始まり、現在も続いています。そうしたクリエイティブな取り組みの中で、挑戦する企業カルチャーが育まれてきたのだと思います。

また、傘に関しては傘生地だけでなく、生地を織り、カット、縫製、仕上げに至るまで全ての工程を自社で行っています。独創的な服地を傘に使った、まるで「洋服のような傘」だと思いました。伝統の確かな技術力とクリエーションにより、今までの傘のイメージを覆す斬新なデザインのものばかりです。

現在では、そんな社風に共感して若手デザイナーが富士吉田へ移住して社員になったり、たくさんの新進ブランドとのコラボレーションも進んでいます。
また、ミラノの服地の展示会ミラノウニカにも参加し、海外のメゾンからも多数ピックアップされています。「今後はパリのプルミエールビジョンにも参加したい」と槇田さんは話されます。個性的な日本の服地が世界のファッション界にどんどん認められていく。本当に楽しみです。

富士吉田・富士山駅近くのハタオリマチ案内所で毎月第3土曜日に開催されるイベント「KIJIYA」では、槙田商店の生地が購入出来ます。
また、様々な機屋さんが一般客を迎えてくれる「オープンファクトリー」というイベントも同時開催されていますので、工場内のショップでは傘など色々な製品も購入出来ます。
世界のハイブランドも認めた槙田商店の生地を見に、是非遊びにいらして下さい。

5/19(土) 10:00−17:00
KIJIYA/ ハタオリマチ案内所
山梨県富士吉田市上吉田2−5−1
TEL 0555−22−2164

株式会社 槙田商店
〒403−0022
山梨県南都留郡南桂町小沼1−717
TEL 0555−25−3111
m











「係わる全ての人が喜ぶ織物を、より独創的に」

皆さんご存知ですか?世界で最も農薬が使われている作物は綿花栽培であり、その農薬によって大地は汚れ、そこで働く人々の健康を損ねているという事を。綿は今や最もポピュラーな洋服の素材。私たちにとっても他人事ではありませんね。
また、漂白や染色を始めとするたくさんの化学処理による廃水は、途上国の川や湖、海の水質汚染源となってきました。
そうした問題に早くから取り組み、化学肥料、農薬に頼らない有機栽培、オーガニックコットンを生産してきた機屋が椛O田源商店さんです。

前田源商店は、大正10年富士吉田の地で絹の傘生地からスタートし、時代とともに様々な生地を織ってきました。昭和40年くらいに、現在の社長である前田市郎さんのお父さんの代より短繊維を織らざるを得なくなり、DCブランド全盛期には、様々なファッションブランドの生地を生産し最新の流行を追いかけていたそうです。
そうした中、アメリカから情報が入ってきたばかりのオーガニックコットンと出会い、一般の方が使っても気持ちがよく、アトピーアレルギーや化学物質過敏症の方でも安心して身に付けられる素材として、オーガニックコットン100%の生地の開発を続けていく事になります。

しかし、シルクの産地でオーガニックコットンへ転換する事は大変なご苦労があったと思われます。当初は高いと言われ販売にも苦労されたとの事。オーガニックコットンを名乗るニセモノとの区別も難しい。そうした苦労から、「日本オーガニックコットン流通機構」というNPO法人の設立、運営にも携わり、厳しい認定基準を作り、本当のオーガニックコットンを証明するルール「NOC認定」を確立されました。

オーガニックコットンは、一般の綿畑で使われている化学肥料や殺虫剤、除草剤などの農薬を一切使いません。糸の産地は主にインド、ペルー、タンザニアですが、綿花畑で働く人たちは素足で農作業をし、歌いながら綿花を摘んでいるそうです。仕上げ工程でも、天然石鹸や酵素などを使って化学薬剤の汚染を最小限にしています。
また、綿の産地の多くは経済貧困地域にあり、オーガニックコットンに転換する事によるフェアトレードで多くの貧困に苦しむ人々を支援しています。

綿のイメージって白ですよね。でも実は原種は茶色だったのです。しかし、染色するには薄い色の方が良い為、白く品種改良され茶綿は消えてゆきました。しかし、オーガニックコットンの需要から、染色せずに色柄を楽しむという環境保護の価値観により復活したそうです。茶綿には紫外線を防ぐ力があり、天然のUVケア素材として今は色々な製品にも使われています。

これがオーガニックコットン?
前田源商店では今までのオーガニックコットンのイメージを覆すような独創的な柄や色の生地も開発されています。環境や身体に良いだけでなく、生地としても、より素晴らしい提案が出来るのも、伝統の技術がある機屋の強みかもしれません。

前田源商店では、普通の日でも連絡さえ入れておけば生地を50cmから販売して下さるそうです。全国から直接購入しにくる人が大勢いらっしゃるとの事。
また富士吉田で毎月第3土曜日に開催されるイベント「オープンファクトリー」(様々な機屋さんが一般客を迎えてくれる)でも直接お買い求めできます。
今週末の5/19(土)開催です。
様々なオーガニックコットンがありますので、是非ご覧下さい。

式会社 前田源商店
〒403−0004
山梨県富士吉田市下吉田2−25−24
TEL 0555−23−2231
m











新作にたくさんのお問い合わせ、ご注文ありがとうございました。大人の女性が爽やかに着こなせるドレスです。どうぞよろしくお願い致します。
そして、「作られ方のうつくしいもの」です。

「甲斐絹の産地で始まったリネンの革命」

2000年代後半からのリネンブームを牽引してきたと言っても過言ではない、リネンの服飾ブランド「R&D.M.Co−」。2004年にしむら祐次さん、とくさんご夫婦が富士吉田で設立してから地元を中心に活動されていて、Cafeなども営業されながら産地からの発信に重点を置かれています。そのブランドを支えているのが、しむらとくさんのお兄さんである小林新司さんのリネンの織物工場であるTENJIN factoryです。

富士吉田は甲斐絹(かいき)で有名な古くからのネクタイの産地です。一時は大変な隆盛を極めた産地でしたが、時代の流れとともにネクタイの需要も減少し機屋の数、生産規模など年々縮小してきました。小林さんのTENJINも、問屋から注文を受けた分だけ生産し卸すという下請け的な経営から、自ら企画した生地や製品化したネクタイを、自ら営業して販売していくリスクを取る経営に切り替えていきます。

そんな中、妹のとくさんがヨーロッパの蚤の市で買ったアンティークリネンとの出会いから、リネンの生地生産の試行錯誤が始まります。最初は織る機械が無かったので知り合いに織ってもらっていたとの事。そんな所からのスタートだったのですね。少しずつ評判が広がる中、2000年からキッチンアイテム中心のリネンブランド「ALDIN(アルディン)」がスタートします。

驚くべきは、それまで使っていたネクタイ生地生産の織機から、リネンの生産のために全ての織機を低速のシャトル機に買い換えてしまったとの事。そうですよね、何で甲斐絹の産地で小林さんの所だけリネン?て思っていましたから。織機は手放す人から安く買え、職人さんは扱いには慣れていて、近くに全国にネットワークのある糸の商社があった、とはいえ相当なリスク覚悟の再出発だったと思います。実際、ネクタイ地などの長繊維の糸から短繊維のリネンの糸の切り替えは相当難しく、大変苦労されたとの事。
そうしたものづくりの苦労からか、小林さんはリネンのクオリティーとともに販路にもこだわり、自分たちで販売先も開拓してこられたそうです。始まりは家業を継いだとはいえ、起業と呼べるくらいのインパクトだったのではないかと思います。

小林さんの影響もあり富士吉田では若い後継者たちが次々チャレンジを始めています。小林さんも、良い織物は海外へも展開を広げていきたいという意欲から、NYなどの展示会にも積極的に出展されています。今後はリネンを中心に、天然繊維である綿やウールにも広げていきたいと話す小林さん。

現在TENJINでは、キッチン周りなどの雑貨の製品販売を中心に展開されていて生地の販売は行っていませんが、富士吉田・富士山駅近くのハタオリマチ案内所で毎月第3土曜日に開催されるイベント「KIJIYA」では、TENJINの生地が購入出来ます。
また、様々な機屋さんが一般客を迎えてくれる「オープンファクトリー」というイベントも同時開催されていますので、「ALDIN」の製品も購入出来ます。
貴重な機会ですので、是非遊びにいらして下さい。

5/19(土) 10:00−17:00
KIJIYA/ ハタオリマチ案内所
山梨県富士吉田市上吉田2−5−1
TEL 0555−22−2164

TENJIN factory
〒403−0004
山梨県富士吉田市下吉田7−29−2
TEL 0555−22−1860
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真夏日の後は真冬のような気温と、どうなってるんだと言いたくなる気温差です。皆さま体調を崩さないようにお気を付け下さい。
天気予報では今年の夏は暑いらしく、夏の到来も早いと言われています。覚悟の夏になりそうです。

「O1803 スキッパーシャーリングドレス」

さて新作です。1枚でさっときれい目に着こなせるドレスを作りました。
細いVのあきのあるスキッパータイプがシャツのような印象でもあり、ウエストに平ゴムを通すので適度にフィットしたシルエットがきちんと感も感じられ、色々なシーンにも着ていけそうです。
プルオーバータイプでゆとりのある身幅、ウエストゴムによってリラックスして着られます。
とても簡単な始末で作りやすいのもお薦めです。
フレンチスリーブで、肩幅が適度にあるので半袖のようにも見えます。
スカートには前、後ろにタックが入り、ふんわりとしています。
裾が直線的なラインで甘くない雰囲気なのが、私はとても気に入っています。
ウエストはジャストウエストの位置で平ゴムで寸法を調節できるので、好みのフィット具合に出来てうれしいですね。

白地に水色のストライプは綿のタイプライターです。
パリッとした手触りでハリがあり、ブロードよりも少し厚みがあります。
織り目が細かいので、透け感が無いのもこのデザインの場合良いですね。
やはり縫いやすく短時間で仕上がりました。
ストライプがとても爽やかで、意外に?年齢を問わないなかと思いました。それはどうしてかと考えると、可愛さよりも爽やかさと清潔感の要素が強い柄だからかなと思いました。
自分にはちょっと爽やか過ぎるかなと思う場合は、カーディガンや華奢で大人な靴などで少し大人っぽくしたりと、簡単にコントロールして、そのときの気分に合わせられるドレスだと思いました。
真っ白な麻で作っても素敵だと思います。

大きめのギンガムチェックは綿ブロードです。
ブロードなのでとても縫いやすいです。柄合わせがずれないように裁断するのがポイントです。
見返しも身頃と同じように合わせると、透ける素材の場合はきれいに仕上がります。
黒と白のギンガムチェックは、少女のような可愛らしさときりっとした辛さがあって、いつも新鮮な気持ちになれるのが永遠の定番の理由なのかと思いました。
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「流しの洋裁人は、未来へ流す」

衝撃的な人に会いました。”流しの洋裁人”を名乗る原田陽子さん、その人です。全国各地のイベントに呼ばれれば、職業用ミシンとロックミシン2台を持ち、裁縫道具を担ぎ、知人友人を頼って滞在しながら、お客さんの前で洋服を仕立て上げるという活動をされています。
まるで昔見た行商人か、修行僧のような出で立ち。一体何が彼女をここまで突き動かしているのか。興味がわきお話を伺ってきました。

服は人が作っている。働くことで喜びを感じたい。服を作る過程を見てもらいながら、目の前の1人の人の為に服を作る人になりたい。

彼女が”流し”を始めるきっかけとなった、いくつかの出来事があります。
22歳から4年間勤めた岐阜のアパレルメーカーの仕事で、大量生産大量消費のアパレルのサイクルで感じたたくさんの違和感。何の為、誰の為に服を作っているのか分からなくなって仕事の喜びを失ったそうです。
また、友人の誘いで訪れたガーナでの仕立て体験。目の前でおばちゃんがおしゃべりしながら楽しそうに自分の為に服を作ってくれた風景は、とても楽しそうで自由で、働くことの原風景に感じたとの事。
そしてその後、助手を務めた大学の服を作る実習では、「服は機械で自動生産されていると思っていた」という学生の言葉に大変な衝撃を受けます。どうやって作られているかさえ知らない人がいる。毎日着ている身近なものなのに。

彼女が縫っている所には自然と人が集まります。じっと見入る人。話しかける人。元気をもらったと話す人。服を仕立てた人からは、その服を着る度にあなたの事を思い出す、と言われるそうです。何より、作り手、買い手の顔が見え、楽しそうです。どこか、私たちの活動とも共通点がある気がします。

彼女の挑戦”流し”は、実に古くさいように見えながら、会社という組織に属さず(ネット情報や最新テクノロジーは駆使しての)自由な個人が営む小商いであり、これからの未来社会の切り口にも見えます。今の社会環境に抗う、とても新しい経済活動に思えます。
服を仕立てる現場を見せる事で、作り手への思いを馳せる。服は毎日着る身近なものだから、人任せにせず、服を通して今の社会が抱える問題点を考えるきっかけになれば良い。
彼女の挑戦は、巨大なマスプロダクトに抗い大海に漕ぎ出す一隻の小船のようですが、乗っている本人は気負いも無く至って楽観的。
流しの洋裁人は、やわらかい人でした。

画像左一番上は、ヨシダキミコ氏撮影。

流しの洋裁人 原田陽子
5/19、20 東京・南池袋公園 池袋living loop
5/26,27 山梨・河口湖 ハナテラスマーケット
5/30−6/4 愛知・名古屋高島屋 NUNOフェスティバル

ツイッター 流しの洋裁人@ohariko traveler
インスタグラム oharikotraveler_yokoharada
フェイスブック 流しの洋裁人OharikoTraveller
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GW真っ只中ですが、暦通り本日と明日は営業しております。どうぞよろしくお願い致します。

さて、こちらでは気付かなかった事が、お客様とのやり取りの中で気付く事があります。
ここ最近フレアー系のパンツが人気になっています。弊社でもパンツの新作は「P1703オブリークタックパンツ」「P1606ギャザースカンツ」「P1601ミニマムフレアーパンツ」などフレアー系が多めで、ご注文が多くなっています。そんな中、「P1109ワンタックワイドパンツ」のご質問のやり取りの中で気付いた事があります。

それは、洋服も変わってきていて着方も変わってきている。同じ商品でも、その当時の着方と今の時点での着方、見方は変わってくるという事です。

「P1109ワンタックワイドパンツ」は7年前のパターンで、その当時はゆったり腰ばきのローウエストが主流でしたが、今はハイウエスト位置ではくものも主流になり、全体的にパンツのデザインも、はき方も変わってきています。パンツをはいた時の感覚も、7年前と今と違ってきていると思います。
ですので、今の時代の感覚でP1109をはくとウエストにゆとりを感じるかもしれない、大きく感じるかもしれない、という事です。全てのパターンではなく、わりとゆとりのあるワイド系のパンツだという事もあります。

毎日たくさんのサイズに関するご質問を頂きますし、サイズのお答えはとても難しい場合も多いので、新作を出した時にはそれに対応するマニュアルをその時に作り、それを基にお答えしているのですが、その時だけではなく今の感覚の事も頭に入れて考えなければいけないという事に気付かされました。
難しいことですが、数字上のデータだけでなく感覚で感じる事もあるという事です。
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GWですね。先週今週とバタバタしておりまして更新できませんでした。GWの営業は暦通りで5/1、2は営業致します。他はお休みとなります。
ネット販売のパターンの説明書は冊子から電子データ(PDF)へ移行中です。電子データか冊子(プリント)の選択となっております。少なくなってきましたが冊子がまだある場合は冊子、もう無い場合はプリンターのプリントか電子データのどちらかご希望下さい。

そしてGWへ向けて手芸店用のパターンの新作が発売されました。こちらは全国の手芸店での販売となりますので、Mパターン研究所では直接販売しておりません。お近くの手芸店でお買い求め下さい。発売直後は、お店によっては売り切れの場合もございますので、その場合はお店に取り寄せて頂けますよう、客注をお願い致します。

今回の新作から料金が上がります。昨今の原材料費、運送費などの諸経費の値上がりによるものです。¥950+消費税から、¥1,050+消費税となります。子供服は¥850+消費税です。
大変申し訳ございませんが、ご理解頂けますようよろしくお願い致します。

そして、表紙のデザインも変わりました。1着の写真のみのシンプルなデザインになりました。アレンジなどは裏面のイラストに今まで通り掲載されています。また、以前にお伝えしておりましたように、子供服も再スタートしました。新パッケージと子供服もどうぞよろしくお願い致します。

「M185 オフショルダーワンピース」

久しぶりの子供服でしたので今までと発想を変えて、自分が子供の気持ちになって着てみたいと思えるデザインで考えてみました。どちらかというと今まではお母さん目線で、着せたい服という発想だったかと思います。今回はちょっと大人っぽい、少し生意気なガーリーなテイストを入れてみました。

肩がちらりと見えるオフショルダーで、可愛いですがちょっと大人テイストのデザインに仕上げました。小さい子には可愛く、少し大きいお子さんにはガーリーに女の子っぽく見えると思います。ちょっとだけインポートブランド風テイストを意識しました
身幅はゆとりのあるストレート、これも袖のギャザーに対して甘過ぎないバランスです。自分が子供の頃は、可愛い+大人っぽいの2つを目指していたようです。相反する要素で難しいですが、今も変わらない欲張りな好みです。
袖のギャザーは太めの平ゴムでずり下がりにくい仕様になっています。後ろ釦あきでプルオーバータイプで簡単な始末となっています。お子様に喜んでもらえるとうれしいです。

パステルピンクは麻の平織りです。適度な厚みとハリがあります。
普段なら止めておこうかと嫌悪しがちなパステルピンクですが、ストレートシルエットが甘過ぎず、きりっと中和してくれて可愛いけれど女の子の強さも感じる仕上がりとなり、とても気に入っています。パステルカラーのワンピースを作る幸せを感じる1着となりました。
雰囲気が甘すぎないので、パステルカラーから、およばれ用にブラックまで作りやすいデザインだと思います。
プレゼントにも喜ばれると思います。

「M184 ノースリーブフレアードレス」

ボートネックで裾にかけてきれいなフレアーが入ったノースリーブのドレスを作りました。飽きのこないシルエットとデザイン、いつ見てもいいな、と思える形にしたいとバランスを取りました。
前、後ろ中心の縫い目が身体に添わせるダーツの役割をしていて、ふんわりとゆとりのある身幅でも、身体から離れつつ軽く添う形なので、裾のあるフレアーがあっても上半身は柔らかい女性らしさのあるシルエットになりました。シンプルなので素材も色々合わせられて楽しめるドレスです。

鮮やかな赤は綿のサテンです。織り目が細かくて少しとろみがあります。透け感は無くて光沢がきれいです。綿のサテンは使うのが難しいと思っていましたが、このシルエットだとフレアーの裾が強い色を柔らかく見せてくれるので、怪しい雰囲気(昔風のウエストシェイプのタイトなセクシードレス)にはなりませんでした。
素材とシルエットを決めるときのコツは、素材の持つ雰囲気をシルエットがどう中和してくれるかだと思います。
この場合とても簡単に言うと、素材が赤で滑らかで光沢が強い=ドレスはセクシーな仕上がりになりがち(危険!)
シルエットはふんわりとゆとりがあり、裾が波打つ=少女のような雰囲気
なので、素材×シルエットが違う雰囲気で合わせる事によって、誰が着てもどちらかの雰囲気に大きく偏りにくい中和力がある服になるように思います。

「M183 フレンチタックブラウス」

暑い時期にもさっと着れるブラウス。私は暑い季節になるとこのデザインのようなコンパクトに見えるブラウスを多用しています。その発想で今年風の雰囲気のものをデザインしてみました。
暑くなるとふんわりしたスカートやボリュームのあるパンツが多くなります。そうした時にもバランスを取りやすいのがコンパクトなブラウス。
プルオーバータイプで前あきから裾にかけてのタックもふんわりと身体から離れて、お腹周りがすっきりと見えます。後ろにもタックがあり。後姿はシャツのようです。
袖もコンパクトでノースリーブと半袖の中間のようなデザインですので、オフィスなどでも着やすいと思います。

クリーム色の素材は、リネンとレーヨンのスラブ織りです。
少し光沢があり、透け感もありますが、リネンのハリでシルエットはしっかりと出ました。上品な仕上がりで太いデニムやテーパードタイプに合わせると、カジュアル過ぎない大人の上品さのある雰囲気に着こなせそうです。

GWはご自宅でのんびりと夏への準備のソーイングはいかがでしょうか。
手芸店用パターンは、「M132」「M142」「M144」「M151」「M156」「M157」が、在庫がわずかとなりまもなく販売終了となります。
よろしくお願い致します。
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「B1802 アシメトリーネック ブラウス」

衿ぐりがアシメトリーなデザインのブラウスを作りました。
袖が2種類あり、長袖は袖口にフレアーが少し入り、
ヒジから上はフレアーが無いので、すっきりと見えます。
タック袖は簡単仕様のタックが入る凹凸が可愛いシルエットになります。
アシメトリーは、クセがあって中々着こなせないかも、
などの声も聞こえてきそうですが、
私もどうかな?と思いながら作り始めてみると、
意外に肩の高さが違う体型の私でも、
アシメトリーのデザインの視覚効果で、
左右の高さの差が分からずバランスよく見えました。
ここの所、流行もシンプルなものが多かったので、
少しだけ遊びのあるデザインも加えると着こなしに幅が出ますね。

白のストライプは綿のブロードの長袖です。
適度なハリと厚みでしっかりとシルエットが出ました。
ストライプがアシメトリーの衿ぐりと喧嘩せずうまく調和したように思います。衿ぐりが直線的な事もあるのでしょうか、
他にも花柄、水玉など柄の候補はありましたが、
シャープな雰囲気の方が衿ぐりに合いそうに思いました。

光沢のある黒はタック袖で綿のボイル素材です。
透けている部分と少し厚みのある部分が
交互にストライプのようになっている素材です。
適度な落ち感があり、ハリは弱いため
柔らかいシルエットの仕上がりとなりました。
袖のタックが黒色によってくっきりとして見えて
デザインが活かされた1着になりました。
はっきりとした色はタック袖に合うと思います。
白もはっきりとシルエットに出そうですね。
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作り方説明書に関してですが、
冊子から電子データ(PDF)へ移行しております。
冊子、PDFの選択となっております。
冊子ご希望の場合は、
まだ在庫があるものに関しては冊子でお送りし、
無い場合は弊社プリンターでのプリントかPDFかの選択となります。
プリントアウトの環境があるお客さまに関しましては、
電子データ(PDF)でのお受け取り頂けますよう、お願い致します。
電子データですとスマホやタブレット端末でもご覧頂けますし、
プリントも可能です。
ご理解、ご協力をよろしくお願い致します。


そして、お客さまの作品を掲載させて頂いております。
作る楽しさが伝わればと思い、ご紹介しております。
お客さまの作品に関しては、
お客さま独自の発想でアレンジされているケースもございます。
楽しい雰囲気を優先してご紹介しておりますので、
どうなっているの?など詳細についてはお答え出来ません。
ご理解頂けますようよろしくお願い致します。

お褒め頂いているコメントもあり、お恥ずかしいのですが、
文章の雰囲気も出来るだけそのままお伝えしております。
褒めコメントは無くても構いませんので、
作り上げた、というご報告を頂けると本当にうれしく励みになります。
皆さまのご協力をよろしくお願い致します。

 

 

お客さま

M103タックスカートとS1304ウエストゴム細タックスカートで、
同じギンガムチェックの親子お揃いです。
春によく着ていましたが、評判が良かったです。

M166 2スリーブカシュクールドレスは、
肩幅を目立たせずにウエストを強調するというテーマで
以前に丸山さんにお薦め頂きまして作りました。
さすがプロ!と思いました。
引きで全体を見ると欠点がうまくカバーされて良かったです。
前の合わせ用に作った紐が娘の玩具になりその後行方不明となり、
やむなくブローチで留めています。

O1506ウエスト切り替えシャツワンピースは、
ボタンホールを近所にある仕立て屋さんにお願いした時に、
「上手ですね。洋裁習ってるんですか?」と言われ、
MPLさんの説明書で繰り返しいろいろ作った成果だと
ガッツポーズだった、とういう想い出のあるワンピースです。
洋裁は好きですが、やはりシルエットがキレイなものが

簡単に仕上がるのは、モチベーションに影響してたと思います。

K0901 2カラーヨークブラウスをワンピース丈で作りました。
白っぽいのはお父さんのワイシャツのリメイイクです。
母はナイスアイデア、父も自分の服が娘の服になった!と喜びましたが、
肝心の娘は「お父さんの着ていた服の使い回し」がやや不満そうでした。
六歳でも女子なのか、「私のために」選んだ生地が良かったらしいです(笑)

ギンガムチェックはそんな娘のための生地で作り、
夏の旅行に着てくれました。
MPLさんのパターンは着やすい(動きやすい)みたいです。

 

Mパターン研究所

写真ありがとうございました。
素敵です!

お嬢さんとお揃いのギンガムチェック、ボーダーとギンガムの組み合わせは、
可愛いお子様にピッタリですね。
お友達に可愛いってきっと言われているのでは?

M166 2スリーブカシュクールドレスは、かなりおしゃれですね。
ギンガムにノースリーブだと長く着られそうですし。
パールがアクセントになって可愛いです。
とてもお似合いだと思いました。

O1506ウエスト切り替えシャツワンピースは、
きれいで着まわしやすそうな素材ですね。
なるほどと思いました。

K0901 2カラーヨークブラウスワンピース丈。
さすが女の子ですね。
はっきりと好みを言える所が、らしいです。
とても上品に仕上がっていますね。素敵です。

ギンガムの娘さんもとても可愛いです。
子供はあっという間に大きくなってしまいますが、
お父様も可愛がられているのが感じられ、
いいご家族だなあと思いました。
楽しんで頂いてパターンも幸せです。
ギンガムチェックはいつもでも手に入る生地で、
どなたにも爽やかに似合う魔法のデザインですよね。

こんなに楽しんで可愛く作って頂いて本当にうれしいです。
ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 



明日は高校生になる娘の入学式です。
娘が入学する高校は都立高校ですが制服がありません。基本は私服です。ただし節目節目の式典などの時は規定に沿った服装が義務付けられています。
そこで、娘の服作りの集大成ではないですが、私のイメージした制服を作りました。娘の体型に合わせた完全オーダーメイドです。よくある「女子高校生」風のものではなく、きちんとしたテーラードスタイルです。
忙しい中での作業となりましたが、娘の成長を感じながら幸せなひとときでした。中に着る白いシャツもオーダーメイドで作りました。

明日から高校生。
Mパターン研究所を始めて5年後に生まれ、ここ三鷹市に越してきたときはまだ保育園に通っていたのに。月日は本当に早いものです。
明日からはきっと大変だけど楽しい日々が待っていることでしょう。
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